WESTさんに歌ってほしいポルノグラフィティの歌


私がジャニーズを好きになったのはつい近年のことで、もともとは小学生の頃からポルノグラフィティのファンであった。
途中、他に気が逸れてあんまり聴いていなかった時代もあるが、多かれ少なかれという感じでずっと彼らの音楽を気にかけながら大人になっていった。
2014年がデビュー15周年だったので、アニバーサリー的な活動をしてくれたおかげで離れかけていた心もずいぶん蘇り、ここのところ比較的熱心に聴くようになった。

今年出したアルバム「RHINOCEROS」の1曲目「ANGRY BIRD」がかっこよくて、なんとなくK-POP感があって、しかしK-POPに詳しくない私からするとK-POPといえばWEST兄さんで(ジェジュンの髪型に憧れた淳太くんのせい)、
ああ、この曲をWESTちゃんでやってくれたらすごくいいだろうな、とぼんやり思った。
ダンスもできそうだし照明もかっこいいのができそう。

ANGRY BIRD

ANGRY BIRD




照史くんの声ってポルノに合いそうだよな、のんちゃんには優しい曲を歌ってほしいな、神ちゃんは…とあれこれ考えていると、案外ひとりひとりに歌ってほしい曲がある気がすることに気付いたので、自己満足ながら以下に挙げてゆく。
なお曲調だけでなく歌詞の世界観で決めたものも多いので、リンクを貼った歌詞だけでも見てもらえるととってもありがたい。です。
(ちなみに一応試聴用にiTunesのリンクを貼ってますが、ゆ〜ちゅ〜ぶでほとんど全貌あきらかにもなります…)(小声)



神ちゃん
CLUB UNDERWORLD 
ダンスナンバーっぽい曲調と、地下で牙をむく人間の醜さを描いた歌詞。神山くんにゴリゴリに歌ってほしいし、踊ってほしい。
 

他には、うたかたみたいな切ない恋の歌を神ちゃんの声で聴きたい。あとデッサン#3。女性目線の失恋の歌なんだけど、女のひとの言葉って似合うんじゃないかなあと思う。



濱ちゃん
夜明けまえには 
とにもかくにもこれはフルで聴いてほしい。歌詞を読みながら。そして濱ちゃんの声で脳内再生してほしい。リアの恋が爆発する。
これを作って歌ってるポルノのひとたちも当時は20代なかばを過ぎたぐらい。若さと大人が交錯した年頃の、恋人への想いがあふれる曲。

濱ちゃんには歌ってほしい曲が多すぎるのでもうひとつ歌詞だけ。
ロマンチスト・エゴイスト
濱ちゃんにはやるせない曲を歌ってほしい。ポルノにはやるせない名曲が多いと思っているのだが、こういうどうにもならない見通しの悪さや、男らしさと女々しさの重なる歌が濱ちゃんには似合う。
それから濱ちゃんも絶対切ない女性歌詞が合うから、横浜リリーをお願いしたい。



流星さん
蝙蝠

濱ちゃんのやるせないシリーズに続き、流星さんには無機質さの加わった曲を歌ってほしい。

「諦めたように」「身を寄せ合う蝙蝠でいい」という、心をなくしたフレーズをあの綺麗な顔としゃがれた声で歌ってくれたら、この曲の世界観にマッチすると思う。

蝙蝠

蝙蝠


同じ理由で空想科学少年もいいんだけど、流星くんならキー的に蝙蝠かなと。



淳太くん
Name is man 〜君の味方〜

この歌は歌詞が素晴らしい!

俺は男だから 不器用なとこもあるのさ

俺は男だから 照れくさいのは嫌なんだよ

正直WESTのひとりひとりに歌ってほしいぐらいの歌だけど、男気と可愛らしさの寄り添い方が淳太くんだなあと。ぜひ歌詞読んでみてね。




重岡くん
グァバジュース
シゲはこの一択!!背伸びした大人の恋と気だるさ。歌い方もこの曲に合いそうな気がする。
関係ないんだけど、バブル期を舞台にした大人女性への恋をする若い男の子のドラマをやるなら重岡くんにやってほしいなあ。肩パッドばっちり入れてさ。私の中ではそんな感じがする曲。


小瀧くん
デッサン#2 春光 
歌詞とメロディーが描く世界観が、今の小瀧くんにすごく似合うと思う。
愛と、命。多くは語らないのでぜひ歌詞を読んで、そしてできればフルで曲を聴いてほしい。

小瀧くんにはぜひともラビュー・ラビューも歌ってほしい。なぜならめちゃくちゃかわいいから。僕は本当いっしょうけんめい愛されてるね という歌詞がとっても似合うから。



照史くん
愛なき…
ダークなメロディーに、血も汗も交じるような激しい愛。声も絶対に合う。
力づくで感情を露わにしたような真っ直ぐなこの歌を照史くんにぜひとも歌ってほしい。

そして声でいったら歌ってほしいのがライオンリビドー 。照史くんの声量で何卒。





は〜〜気づけば圧倒的に1stと2ndアルバムに偏ってしまった。
途中にも書いたけど、歌っている本人が24〜26ぐらいの頃に作った曲なので、目線が今のWESTさんたちにちょうど似合っているのかもしれない。
気になった方はその2枚をぜひチェックしていただきたいが、個人的に好きなのは4thアルバムである。神ちゃんでオススメしたCLUB UNDERWORLDが収録されてるし、ぜひ。


WESTさんにはもっといろんなテーマの曲をやってみてほしいなあ。
完全に個人的な記事になってしまったけれど、ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。









久々に宝塚



先日、宝塚の公演を観た。

雪組全国ツアーの福岡公演である。

私は宝塚でも雪組が好きなのだが、最近は遠征もしていなかったため、去年3月の全国ツアー以来1年半ぶりの観劇となってしまった。
大劇場等の本公演以外は、同じ雪組でも半分に分かれて別々の公演を行うのだが、今回のツアーはどのようなメンバーで構成されているのかよくよく調べもせずに、当日券の立ち見で飛び込んだ。
トップコンビを中心に九州出身の方が多いこともあり、とても盛り上がっていた。

公演内容の感想というわけではないが、久々に観劇して個人的に嬉しかったことがあったのでここに記すことにする。


私が初めて宝塚を観たのは、5年前、大学でひたすらにミュージカル(またはその類の映画)のDVDを見るという授業で、'07年雪組の「エリザベート」が扱われたときだった。
それまで宝塚は敷居の高さがネックとなり、なかなか手を出せずにいたが、DVDで見るととても面白く、ネットで動画を漁り、どんどんハマっていった。
特に印象的だったのがルキーニ役の音月桂さんという方で、ちょうどその頃彼女が雪組の男役トップになると知り、タイムリーに雪組へ引き込まれていった。

当時はジャニーズには全く興味がなかったが、彼女がトップを務めあげ2012年に退団してから熱心に追う人を失ったところに、キスマイBUSAIKU!?にハマってしまい、紆余曲折を経て、一応ヅカジャニ兼オタを自称する現在に至る。


(以下はジャニオタの方に分かりやすいような表現で宝塚について語るので、混同されるのが嫌な方はご注意ください)

宝塚で熱心に追う人を失ったとはいえ、今もお気に入りの人はいる。
雪組92期の男役、真那春人さんという方だ。

ジャニオタ的に言うならば、「元担は桂ちゃん、現在はフットルース出のまなはる担」といったところである。

(フットルースとは'12年夏に梅田芸術劇場博多座で公演されたミュージカルであり、著作権の理由からDVD化はされないこと、そして音月桂さんが同年末に退団されることが事前に発表されていたため、その夏は博多座に通い尽くしていた)

フットルースで、真那春人さんはトラビスという名前で不良の一味(チャックという名のリーダーにちょこまかと付いて回る元気満点な弟分)の役だったのだが、どんなにチャックに付いて回ってもクールにあしらわれて、どうにもこうにも報われない感じがとてもキュートだった。
また、高校を舞台にした内容だったため、大勢の人がいるシーンも多かったのだが、ガヤ芸人としてもすごく活躍しており、アドリブを攻めている(ように見えた)のが印象的であった。

しかしながら、その公演に限らずとも彼女は歌をうたう役が付くことが少なく、一人で歌わせてもらっている姿を未だ見たことがなかった。

だが、今回の全国ツアーのショーで、彼女のソロがあったのだ。それも上手から下手側へ渡りながら。
前述のとおり私は今回の公演内容について全く情報を仕入れずに観劇に臨んだため、最後列で望遠鏡を覗きながら涙ぐんだ。

少クラで例えるなら、寺西くんが少クラブログで紹介されソロ曲が流れるぐらいの感動だ。
(個人的には「よく画面に映り込む」「みんなにとって“何か気になる”存在」「歌声はあまり聞いたことがない」という点で寺西くんという例えは悪くない気がする)


このことが嬉しすぎて、その場面以降はひたすらまなはるに双眼鏡をロックオンして観劇した。
彼女の(もはや彼の、と呼びたいけど)男気溢れるダンスや演技がとても好きだ。
表情の使い方もチャーミングで、見ていて幸せになれる。

物理的な距離があるので、今後何度彼女の男役姿を観ることができるか分からないが、自分なりに応援していこうと再確認した。



最近は宝塚が気になっているという人も多いと聞く。
軽い気持ちじゃ観劇しにくい…と気にしている人も多いと思うが、いざ飛び込んで見るとそうでもない。
(私も見始めて5年くらい経つはずなのに、ご覧のとおりニワカ感が抜けない。笑)

全国ツアーや地方公演も盛んに行われているので、ぜひ興味がある方は気軽に観劇してみてほしい。




ジャニオタ文芸部第1回「チケット」に参加しました



こんばんは、ゆうごです。
前々から気になっておりました、ジャニオタ文芸部に参加させて頂くことにしました!



ジャニオタ文芸部ってなんぞや?という方もいらっしゃると思いますので、詳しい内容は上記のブログをご参照ください。
本当は第0回のお題「担当」から参加したかったのですが、チキンのため様子見で参加を見送っておりました。。

さて、早速私の作品ですが、作品カテゴリは「歌詞」です。
「詩」の中のひとつといえばそうなんですけれども、すでに世に発表されている楽曲(曲名は後述します)に歌詞を書くスタイルを取っているので、「歌詞」とさせていただきます。

それではよろしくお願いします、
ジャニオタ文芸部第1回 お題「チケット」。


*****


思い出だよと机にしまう
紙切れに意味などなくて
ゆきばのない約束を
織姫みたいに待ってる

ビルの間を吹き抜ける風
伸びた髪が暖かいよ
ハイヒールの乾いた音
春の便りはまだ遠い

愛を愛と叫んでいたくて
ゴールのない指折りを続けてる

思い出してた最後の笑顔
今度はいつ会えるんだろう?
引き出しの紙切れは
きみの星へのパスポート

白い息で温める朝を繰り返しては
まだ見ぬ春の夢を

きっと雨に濡れて散りゆく日も
風に吹かれ届かない時もあるんだろう

あなたがあの星で踊るなら
ここで手を振っているから
橋がうまく架からなくても
わたしを見つけてよ

何を愛と呼ぶんだろう
この心を繋ぐのは紙切れひとつ
愛を愛と叫んでいたくて待っているよ
きみの星へ渡るその日を


==========


参考曲:朱いオレンジ/ポルノグラフィティ


*****


「チケット」というお題ですので、必ずしもジャニーズにかかわるとも限らないんでしょうけれども、せっかくのジャニオタ文芸部なので、そっち寄りの作品にしてみました。
曲もジャニーズの物にしたかったんですが、言葉を乗せようと思うと案外難しく…今回は個人的に聞きなれたポルノグラフィティの楽曲から参考にさせていただいております。(今後もそうするかも)

また、作品形態については近年始めた短歌で参加するべきか迷いましたが、お題が広いので31文字に集約するよりも歌詞にしたほうがいいかもしれないと思い、このような形を取ることにしました。
作詞自体は小さい頃から個人の範囲で細々とやっていたのですが、お題を貰った経験がほとんどないので(ましてやこうして大きい場所に投稿する経験もないので)…もっとよいものを作れるよう、精進します。笑


長くなりましたが読んでくださってありがとうございました!






ベスアからいちにち




私がこの事務所の若手アイドルを気にかけるようになって2年と少しが経った。
そんな角度から今回の出来事を見つめているから、どんな言葉を選んでも、読む人によっては思いがけず傷つけてしまったり、気に入らないことがあったりするかもしれない。
その場合は読む手を止めてほしい。
そして、この事務所に所属するアイドルが好きな人間のひとりとして、今感じていることを残しておくべきだと思って書いたということを、許してほしい。



*****




昨日のベストアーティストでの田口くんの発表。
WESTが地上波でCan't stopを披露した余韻に浸っていたときの、突然の出来事であった。
ただただ驚いた。
家族も、Twitterの中の人も、ただただ驚きの渦の中にいた。




そして突然怖くなった。




番組の間はなんとかごまかしていたが、番組が終わり、一夜明けても、一日じゅう心の中は衝撃が止まなかった。


田口くんやKAT-TUNについてのことは詳しくないはずなのに、どうしてこんなに辛い気持ちが止まらないんだろうと、ずっと考えていた。


***


私は、ジャニーズのタレントがお仕事としてアイドル業を頑張っているのが好きだ。
「職業:アイドル」として生きる人間が好きなので、アイドルとしての姿を全うしていれば、日頃がどんなに人間臭くたって構わない。むしろそのほうが、“お仕事”を頑張っている感じがして興味がそそられる。

私たちが日頃電車に乗ってオフィスへ行きパソコンに向かうのと同じように、彼らはアイドルというお仕事をしている。
そんなことは分かっていたはずなのに、“一身上の都合”で退職する可能性なんて、微塵も考えていなかったのだ。




これまで長い間アイドルというお仕事を続けてきた人が、その看板を降ろして歩いてゆこうとしている。


許すとか許さないとか、納得するとかしないではなく、
今好きな人がどこに行ってしまうか分からないこともあるという可能性を、ひたすらに突き付けられてしまったのだ。



ベストアーティストの間だって、大好きな人たちがメドレーを歌っていても虚無感が襲っていた。
地上波でせっかくかっこいい曲を歌わせてもらっているのに。
信じるって、好きになるって、なんなんだろうという気持ちばかりが駆け巡った。

どこまで好きでいればいいんだろう?

信じるってなんだろう?




こういうとき、ただちに思考を自担に結び付けるのはナンセンスなんだろうとは思う。
特に私の好きな2人は、こういう出来事でファンの子たちに安直に疑心暗鬼になられるのは嫌なんじゃないかなあなどと思いながらも、
正直に言って、誰のことを信じたらいいのか分からなくなった。





疑いながら好きになるのなんて嫌だ。




とはいえ、アイドルとファンという距離である限り、私たちはただただ目の前に出された料理を食べることしかできない。

心から信じてそれを口に運ぶのか、さらにはそれが美味しいと思うのか。
そんなことには関係なく、供給が突然止まってしまうこともあるのだと知った。





いつだって本当は信じていたいのに。


どこまで好きでいたらいいんだろう。




心は宙ぶらりんなまま、今日という日が終わった。







信じて明日へ歩き出す



Sexy Zoneの時計の針がまた動き始めた。

5人での活動が再開し、ジャニーズwebの「薔薇色の日々」に5人の個人ページができた。

以前このブログで書いたことがあるが、私は薔薇日々出の風磨担である。
最初に心を動かされたのは、風磨くんの入所6周年の折に書かれた入所当時についての記事だった。

彼は日頃、胸のうちにある言葉の数ほど多くは語らない(ように見える)。
きっと心の中には言いたいことがたくさんあって、でも100あれば全ては表に出さず、選びに選んだ言葉だけを使って思いを伝えるタイプなのだろう。
その言葉の選びは、照れ隠しや、自分の見られ方や、ポジションなどの色んな要因から差し引かれ、場合によっては誤解を生む場合さえある。
だがわたしは、彼の“選び抜かれた”言葉のチョイスが好きだ。


“3人”の中に、風磨くんがいてくれてよかった。
今日の日記を読んで、改めてそう思った。
痛みも喜びも勇気をもって示してくれる彼の存在は、変わりゆくグループの姿と我々の心を繋ぎとめる要因のひとつになってくれていた。



わたしがジャニーズを見てきたのはこの2年ぐらいのことで、Sexy Zoneに興味を持ったのはバイバイDuバィがリリースされたころだった。
デビューした時から彼らをずっと見てきた訳ではなくても、3人だけが目立つような売られ方をしているのは知っていた。
しかし個人的には、「キスマイだって3人だけ推されてるし、SMAPだってツヨポンがドラマで主演するまで10年掛かったって言うし、順番に売っていくだけなのだろう」と気楽に考えていた。(ツヨポンの件はさだかではないが、そんな話があったはずである)

さすがに3人だけで活動すると言い始めたときはオイオイとは思ったが、Sexy Zoneという箱の中で頑張ってお仕事をしている彼らがいる限り、見届けていたいと思っていた。


3人での活動を見守る人たちには、色んな姿があった。見ていられないと心変わりしてゆく人、CDは買わないようにしようと訴える人、3人に対して怒りを抱く人…
もちろんそういうマイナスな考えではない人もいたが、3人で活動する「Sexy Zone」を応援するのに肩身が狭い思いをしたのは確かだった。


こんな活動は一過性のもので、どこかのタイミングでまた5人に戻るのだろうからとにかく頑張ってくれ、いつか見るその日のためにSexy Zoneという箱を温め続けていてくれよと願い続けていた。
たくさんの人が、次こそは…と期待しては落胆を繰り返した。

そして、今日に至った。
長かったか短かったかはよく分からない。それどころか、その戦いが終わったのかもまだよく分からない。

このとんだ茶番が何を意味していたのか、答えは闇に葬られるのかもしれない。
だがこの痛みをなかったことにするのは、すべてが無意味になってしまう気がする。
10周年、20周年の折に振り返って、Sexy Zoneが高く飛ぶためにぐっとしゃがんでいた期間だったんだと笑い話にできるなら、この辛い期間のこともずっと忘れず覚えていたい。




今はとにかく勝利くんが嬉しそうで何よりである。

3人も、2人も、ここまで強く歩き続けてきてくれてありがとう。


これまでもこれからも、前を向いて強く歩く彼らのことを、いつまでもずっと見ていたい。



19歳の旅 〜MORSEによせて〜



小瀧くんの舞台が始まった。
私は見られる予定がなく、見る機会も訪れないと思うので(本気を出したら見られるのだろうけれど、本気の線引きは難しいところだ)、彼が出ている雑誌を読むか、観劇した人のレポを読むぐらいしか、彼の舞台の様子をうかがい知ることはない。
だが、今この瞬間に感じていることを残しておきたいと思う。


彼は今、座長と呼ばれている。
舞台の主役であることももちろん重要なのだけれど、グループの末っ子である彼が、ジャニーズWESTというフィールド以外の場所で生きていることを思うと、それだけで心がぎゅっと締め付けられる。


デビューのタイミングからしか彼のことを知らないけれど、小瀧くんは年齢や職業のわりにとても素直な人だ。
感動すれば涙をこぼし、東京に行けば家族が恋しいと言う19歳。
年齢のわりには落ち着いている一方で、見た目のわりにピュアな一面もある、ギャップが交錯したチャーミングな人である。

そんな彼が舞台の主役をするにあたって、どんな気持ちでいるのか。
MORSEという舞台を見ることがその“答え”であるなら、私は答え合わせをできぬまま終わってしまうことになるけれど、舞台の幕が開く前の気持ちであればいくつかの雑誌に記されている。


ぱらぱらと読んだニッカンスポーツのサタジャニや、ステージスクエア、ベストステージには、彼の不安な気持ちがたしかに吐露されてはいた。

しかし、こちらが思うより何倍も彼は前向きだった。
もっと「決まったからにはやるしかない」とか「大変だけど頑張る」といった姿勢でいるものかと思っていたが、サタジャニで語られたのはまさかの美白の話だった。



きっと、それが彼のアイドルとしての生き方なのだと思う。
もちろん舞台はめちゃくちゃに大変だろう。
制作発表では足が震えた、と素直に言うけれども、むやみにネガティブな言葉は表には出さない。

みんなの末っ子は、強い。


「可愛い子には旅をさせよ」という言葉があるように、彼は今、ホームを離れて文字通りひとりで戦っている。

家族や、メンバーや、ファンからの愛を受けて、強く強く育っている。

たくさんの人の祈りを受けて、その“旅”から帰る頃、彼はどんな姿になっているだろうか。


遠い場所からではあるけれど、彼の初めての旅の瞬間を見守ることができて幸せである。

彼の「ただいま」を聞く日を楽しみに、ただただ千秋楽までの無事を祈っている。





マリンワールドに行ってきた 〜なにわぶ誌巡礼〜




10月21日、淳太くんが自らのお誕生日にアップしたなにわぶ誌には、水族館の写真が載っていた。

シゲと流星と行ってきたと書いてあったため、てっきり関西圏の水族館なのだと思い、特に気にかけもしていなかったのだが、
ひょっとしたら福岡のマリンワールドであるかもしれないとの噂を耳にした。

確かに粉もんクエスト(こっちで見られないけど)で九州に来る機会はあったはずなので、可能性としては十分にありうる。

確かめに行っちゃおうかな。

その週末の10月25日(日)、私は日中の予定がなく、なおかつ淳太くんがマラソンに出る日でもあったので、何もしないで家にいるよりアクティブに過ごしたほうがうずうずしなくて済むかもしれないと思い、
一人水族館デビューをキメてきた。

 




さっそく結論から言うと、
マリンワールドで間違いなさそうである。


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(見覚えあるアングルではなかろうか…)


 
ここはせっかくなので、1月のツアーで福岡に遠征される方のために、観光案内の一部としてマリンワールドを紹介していこうと思う。


マリンワールドは、福岡市東区にある水族館である。
福岡市内といっても、中心部から見ると海沿いぐるっと回った向こう側にあるため、博多から電車でも30分はかかる。

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(マリンメッセがあるのは博多ふ頭の近く)


今回は「エンジョイ海の中道きっぷ」という、博多からの往復電車代とマリンワールド入館料が一緒になって2490円のチケットを購入して向かった。
ちなみに手段としては、電車、バス、船があり、おそらくいずれもマリンワールドの入館料とのセットがあると思われる。
今思えば博多港マリンメッセ福岡に近いので、コンサートついでなら船での往来もいいかもしれない。


だが今回は電車。博多から香椎で乗り換えて、海の中道駅で下車して徒歩5分、ででんと待ち構えるマリンワールド

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さっそく中に入り、順路どおりに進み始める。


わりと序盤にすごくファンサしてくれる魚がいた。

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かわいい。
黄色で目がクリクリだ。そりゃかわいいに決まってる。



亀もなんだか品がある。

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さらに進むと、パノラマ大水槽があり、ここに例のイワシの群れがいた。
これは1Fから撮った写真。

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ここにはイワシが2万匹いるそうだ。
もともと群れをなして泳いではいるが、「イワシタイフーン」というイベントの時間には、ダイバーさんが餌を持ってイワシの群れを誘導してくれる。
淳太くんが載せていた魚群も、このイワシタイフーンのときに撮ったものと思われる。



そして(だいぶ端折ったが)順路のやや終盤で、やっと見つけたこの水槽。

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淳太くんが手招きしてみた魚である。

水槽のとなりに、解説が書いてあった。

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「ぼくのチャームポイントはクリクリした目と厚い唇、」



…クリクリした目と厚い唇!!!


そりゃ淳太くんも仲間意識を抱くわけだ。

繁殖賞もおめでとうである。(?)


ちなみにブレーンもここのすぐ近くにあった。


そばにいたクラゲもすごく綺麗だった。

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そこから程なくして、アシカ&イルカショーのプールへ。

アシカもイルカも健気であった。
一生懸命練習したんだねえ。

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ちなみにイルカにノンちゃんがいた。
シンメはミルクちゃん

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92年に仲間入りとは…
まさかの小瀧のノンちゃんより先輩であった。気安くノンちゃんなんて呼べない。ノンさんだ。




ショーを見たあと、お土産を購入し水族館を出たのだが、
出口に3つほど顔はめパネルがあった。
人が多くてひとつしか撮られなかったが、顔はめ好きな人はこちらもぜひ注目してほしい。

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***

この日の目的は、実はもうひとつあった。


フラミンゴだ。


マリンワールドのそばには、海の中道海浜公園という広い公園がある。
(もしかしたら海の中道の中にマリンワールドがあると言うのが正しいのかもしれない)
公園の入場料は400円。とにかく広く、レンタサイクルで回るのが一般的なようだ。
ゴーカートやバラ園などもあり、奥の方には「動物の森」という動物園のようなエリアもある。
ここにフラミンゴがいるとホームページに書いてあったので、15分程歩いて動物の森へ向かった。


一体前世でどれだけの徳を積んだら、淳太くんの手から直接餌をもらえるフラミンゴになれるのだろう。
そんなことを考えながら、フラミンゴのいる場所へ。

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ううむ。



…背景から考えた結果、残念ながら徳積みフラミンゴはここの子ではなかったようである。

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木でできた柵で池を囲われていたので、該当箇所はなさそうだった。
よく見たら例のフラミンゴの写真だけブレスレットをしていないし、これは別の日だったのだろう。
確かにここに辿りつくまで結構な距離があるからわざわざは来られないよな…


とはいえ、カピバラやカンガルー、ポニーなど、たくさんの動物を間近で見ることができたため、このエリアを見て回るだけでも十分に価値があった。

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みんなスヤスヤ気味だ。



私も空腹に耐えかねたので、今回は早めに退散。
(公園内にもお店はあったけど)

帰りも海の中道駅から博多へ戻った。
ちなみに海の中道駅は改札がなく、着いたときには駅員さんが切符を回収してくれるが、帰りは誰もいなかったので、何かを提示することもなく乗車することになる。

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今回は3時間半ほどの滞在時間だったが、結構楽しめたので、福岡へ遠征には来たが日中は何をしようかと迷ったときはちょうどいい観光になるかもしれない。


***


福岡は食べ物にこそ恵まれているが、これといって観光スポットらしい場所がない。

…と、県民的には思っていたので、マリンワールドのこともだいぶナメていた。
何と言っても、わざわざ休日に自分の意志でマリンワールドに出向いたのは初めてであった。

ましてやこんなにちゃんとした動物園エリアがあるとはつゆ知らず、大人になってからじっくり回った方が面白いかも!と思った。


立派な施設を持つ他県の人から見れば、博多から30分掛けてくるほどのところでもないのかもしれないが、
この記事が福岡で遊ぶ際の参考にでもなれれば幸いである。
(特にWESTファンの方に。笑)



おしまい。

おやすみずのなかのいきものはとってもきれいだったよ。