明星第二回歌会「ジャニーズJr.」ネタばらし

 

 


どうもこんばんは。真瀬悠湖です。

 

ついに今週から、こみねさん(@urahara0811)主催の短歌結社「明星」の歌会に参加させて頂きました!


本日、その講評を出していただいたので、
ネタばらし的なコーナーをひっそりやっていきたいと思います〜。


まずは、こみねさんの記事を掲載させていただきますので、そちらからご一読ください。

 


短歌結社「明星」第二回歌会 お題:「ジャニーズJr.」 - こみねもすなるだいありー http://ashiyakomine.hatenablog.com/entry/2014/08/27/214832

 

 

みなさんの短歌が輝いていて、こみねさんの講評もとても分かりやすくて、刺激になります。
そして、自分の未熟さが浮き彫りになってしまったなと痛感しております…笑

…が、痛感モードで書くとただひたすらな言い訳コーナーになってしまいそうなので、
ひとまず「自分はどんなつもりでこの句を詠んだか」という点についてお話させてくださいまし…。


(なお、私は「詠むときはこんなつもりでいたけれど受け取り方はあなた次第よ」的な主義なので、
ああ、真瀬はそんなつもりだったのね、へえ。ぐらいでお読みいただければこれ幸いでございます。)

 

 

 

私が今回提出しましたのは、以下の3首でした。

 

 


がむしゃらに息も絶え絶えたどり着く白線の名はスタートライン


この句は、「ジャニーズJr.」というお題を聞いて最初に思いついた、「終わりは始まり」感を描いてみたものです。

Jr.の彼らにとって最大の夢(とされているの)は、CDデビュー。
彼らは文字通りがむしゃらに、日々夢を叶えるために駆け抜けているわけですが、
命を削るように鍛錬を重ね、夢へのゴールテープを切る瞬間は、つまりアイドル・歌手・俳優として実質的な“スタートライン”に立つことを意味している…

という句にしたかったのです。
はじめは「ゴールテープ」というワードを入れようとしていたのですが、
彼らの努力を今一番肌で感じられる場所として、ジャニーズJr.の番組名でもある「ガムシャラ」という言葉を使うことにしました。

(※ちなみに「ガムシャラ!!」は福岡で放送されていないのでほぼ見たことがありません)


私は前向きなテーマで描いてみたのですが、
「息も絶え絶え」というフレーズを用いたことによってか、こみねさんからは「お先真っ暗」というイメージを講評として頂いていたのが印象的でした。

 



では次の句に移ります。


お小遣い貯めて買ったね あの夏に君が残した蝉の抜け殻


この句はかなり含みを持たせて詠んだつもりでいましたので、とりわけ受け取り方が様々になるだろうと思います。


私はこの「蝉の抜け殻」を、「アイドル誌に載っている若き日の彼(デビュー前)」として詠みました。

 

“今やデビューして○年、△△くんも立派な大人へと成長したし、幼かった私も大きくなった。
今になってみれば写真の彼は未熟で全然かっこよくなくて、でも当時はお小遣いを貯めて毎月楽しみに買っていたな…
こんな時代があったからこそ、彼にも私にも今があるんだ…”

というのを、
「幼い頃は宝物のように集めていたけれど、大人になれば価値を忘れてしまう」
「これがあるから立派に成長してゆける」
という“蝉の抜け殻”になぞらえて詠ってみた次第であります。

 

 



そして最後の一句


工場長ご自慢の最新作さ “空飛ぶ車” (出荷日未定)

 

これは!比喩を練りすぎました!
頭の中で繋がってるものが表面に出てきてなさすぎました…
井の中で蛙が大暴れです!ごめんなさい!(土下座)
ネタばらしする機会があったら教えてください…と言って頂けたので、恥ずかしながらお話させていただきます。笑


これはジャニーズJr.の「結局は大人の手でぜんぶ決まる」感を出したくて詠んだ歌でした。


「工場長」は、事務所の社長(もしくは大人たち)。
よくできた部品と部品(=Jr.の子たち)を組み合わせてみてはバラし、また新しく組み合わせてみてはバラし…を繰り返して、いよいよ出来たのは、、
「どこに出しても恥ずかしくない、世界のどこへでも飛んで行けちゃいそうな、
そんな車(=グループ、もしくは曲、もしくはパフォーマンス)です!」
と、工場長は自信満々。

完成した空飛ぶ車たちも、工場から飛び立てる日を今か今かと待ちわびているのに、
肝心の出荷日はまだまだ先になりそう…
むしろ出荷日なんて工場長の気分次第だから、本当にあるかどうかさえも定かではない…


…という長々としたストーリーを57577で示そうとした結果、浮いた句になってしまいました。
妄想を膨らましすぎると帰って来られないですね!笑

 

 


私が提出した句のネタばらしは以上です。



今回の歌会で私が一番好きだった句は、


今だってキャンをドゥーしてゴー出来る 輝く時代を生きた者たち


でした。

ユーモアセンスが輝いていて、読んだ瞬間ニヤリとしてしまいました!

堅い言葉に縛られず、柔軟性をもった歌で、とても好きです。

個人的に、ジャニーズファン歴が短い私にとっては、長く愛されるV6の歌詞を持ってくるというところにもお洒落さを感じました。






ひとつのお題でもあらゆる着眼点があって、

同じ短歌でも受け取り方は様々で、

とても面白かったです。

私のような未熟者が厚かましくも参加させていただき、ひとつひとつ丁寧に講評を頂戴しまして、
本当に感謝感謝です( ;∀;)

この刺激を次回からの活力に繋げていきたいと思います(`・ω・´)

解説さえおぼつかない文章でしたが、最後までお読み頂きどうもありがとうございました…!
(結局やっぱり言い訳コーナーになっちゃったような気がします、すいません笑)

今後もどうぞよろしくお願い致します(o^^o)

 

ゆうご/真瀬悠湖