Sexy Zone「5TAGE」に行きました

 

Sexy Zoneのツアー「5TAGE」に参戦してきた。

(曲目のネタバレはないけどパンフの話はします)

 

 

まだツアー中なので内容については差し控えるが、「Sexy Zoneの歴史の1ページを見た」という感覚だった。

 

Sexy Zoneは、5人のうち半分が成人したグループとなった。

ファンとして、若いアイドルが大人になることを寂しく思うことは多々あると思うが、今回に関しては「素敵な男性になっていく」過程を見ているようでとてもよかった。

とくに今回それを強く感じさせてくれたのはマリちゃんだった。

前々から語学堪能なだけでなく物知りで頭がいいという印象を持っていたが、いかんせん日本語に変換するのに失敗するたびにお兄さんたちにツッコまれ、賢さに着目される機会を逃すことが多く(笑)、、しかし今や「温泉と露天風呂の違いがわからない」という聡ちゃんに「ドイツの僕でもわかるのに!」と言うほどになった。(そこかよ)

それ以外にも話すときの振る舞いなど、かつての自信なさげな姿はなく、たくさん話してくれるようになったように見えた。(周りのお兄さんが優しくなったという可能性もある)

しかしそうかと思えばまだママと一緒に寝ていると申告するのだからマリウス葉の沼は底知れない。

 

「大人になった」という表現がふさわしいのかは分からないが、近ごろ顔つきが変わったと思わせてくれるのは、勝利くんと風磨くんもである。

コンサートの感想とは話がそれるが、去年の9月のMステSPで「Sexy Zone」(曲)を披露したとき、勝利くんが明らかにこれまで見せたことのない表情をしていて、ゾクッとした覚えがある。

 

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(これですね)

 

そのとき確かわたしが勝利くんの茶髪姿を初めて見たからというのもあるにせよ、絶対にいつもと違うと感じた。むしろ何かあったから茶髪にしたのかなあと思うほど。

その秋は二十歳になる年でもあったし、後になって思えばお父さんのこともあったのかもしれないし。我々には分かりっこないけれども、きっとあの秋が勝利くんにとって大きな節目だったのだろうと邪推してみたりする。

 

一方で風磨くんも、なんとなく仕事に対する向き合い方が変わったなあと思っていた。

私はソロコンでの風磨くんの姿を見てはいないけれど、健人くんの公演に顔を出したあの事件(?)以来、いろいろと素直に表現するようになったような気がするなぁとぼんやり感じていた。

表立ったきっかけはよく分からないけど、彼もきっとあの秋あたりで何か思うことがあったのだろうと。

 

そんな思いの中で見た今回のツアー。

去年のコンサートもよかったけれど、また全然違う顔を見せてくれた。

パワーアップした5人が、肩を組んで同じ方向を向いて歩き始めた瞬間を見ているようだった。

 

印象的だったのは、風磨くんの最後の挨拶。

「この仕事をしていると、一度一緒に仕事をした人ともう一度できるかと言うとそうでもなくて、これまでも、Jr.の頃から色んな出会いと別れを繰り返してきた。そういう仲間に胸を張って俺はSexy Zoneだって言えるようになりたい。一緒に仕事をした人に、『菊池風磨と、Sexy Zoneと仕事できてよかった』と言われるようになりたい。」(ニュアンス)

 

この春、風磨くんと健人くんは大学を卒業した。風磨くんは「大学で一緒にやってきた友達が『就職』となると、自分は仕事していたとはいえやっぱり焦る」と福岡のローカル番組で話していたが、その言葉通り、風磨くんはついにアイドルに「就職」したということを噛みしめているんだなと思った。

アイドルがアイドル業を「仕事」と呼ぶのは寂しく聞こえるかもしれないけれど、これが彼の覚悟なんだと受け取った。

 

そんな満たされた気持ちで帰宅して、購入していたパンフを開いた。

(ここからパンフの話をします。これからの人はぜひ買ってください)

 

 

 

「自分の成長はどんなところ?」という問いに対して、

風磨「分かりやすく言うとやっぱり“大人になった”じゃないかな。自分はこのSexy Zoneのメンバーなんだって腹をくくったし、メンバーの前では恥ずかしくてまだ言えないけど…“グループ愛”ってやつが芽生えてしまった(笑)。」

 

風磨くん、、、

 

また別の質問ではこう語っていた。

「去年の夏の終わりくらいから、オレの長かった反抗期も終わって(笑)、グループの結束力が増して、雰囲気もすごくよくなったのを感じるんだよね。」

「去年5人で行ったハワイのPV撮影は楽しかった。(略)とにかく1日中笑ってたし、“うわ、楽しい!”って心の底から思った。5年前の菊池くんにぜひその様子を見せてあげたいと思う(笑)。」

他にも、デビュー当時はグループのカラーが自分のやりたいことに合っていないと反抗ばかりしていたこと、他の小さいメンバーもそれを分かっていたことなど、正直に語られていた。

 

また5人での座談会でも、夏のソロ公演(と聡マリ公演)を終えて、逆にSexy Zoneのことが好きになったと全員が話していた。

(勝利:みんな、口には出さないけど、同じ気持ちなんだなぁ。)

 

 

 

…そりゃ変わるわ。

 

 

このパンフを読んで、「ああ、Sexy Zoneはいい方向に向かってるんだろうなあ」という漠然とした気持ちの答え合わせができた。

もちろん健人くんも、聡ちゃんも。

年齢を重ねてゆく個々の「成長」だけでなく、グループとして大きな一歩を踏み出した時期なんだと思った。

 

ありがとうSexy Zone、今までよりももっともっと好きになったよ。

 

 

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(ここからは完全に個人的な話なので読み飛ばしていただいて大丈夫です)

 

このコンサートの翌朝、上司に呼び出された。

ざっくり言うと、とある事情で職場の人が減り、その引継ぎの仕事の一部を任せることになるので、やったことのない仕事と責任が一気に増えるよという話だった。

 

私は今、雇用形態的に、将来性については正直宙ぶらりんな立場にある。

ここで踏ん張れば何らかの爪痕を残せるのかもしれない、、けど、不安だ。

そんなそわそわした気持ちの中で、風磨くんの言葉を思い出した。

「一緒に仕事をした人に、こいつと仕事できてよかったなと思ってもらえるようになりたい」

 

私にはそんな大そうな仕事はできないけれど、その心意気でいれば、私にも乗り越えられるかもしれない。

ありがとう風磨くん。私もこの春から頑張ろうと思えたよ。

 

そんなわけで、わたし、頑張ります。