二足の草鞋のかたっぽ 〜中間淳太くん誕生日によせて〜


中間淳太くん、28歳のお誕生日おめでとうございます。
最近私は片足がどうにも重くて上手く歩けません。

どうやら二足の草鞋を履いていたはずの片足が、沼にはまって抜けなくなってしまったようです。


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私がジャニーズを好きになって2年が経った。
今現在、ジャニオタとしての分岐点のひとつに立っていると感じているので、中間淳太くんのお誕生日を機に、その変遷を文字にすることにする。
簡潔に書くが故、DD野郎ぶりが際立ってしまうが、そこはそっとしておいてもらえると幸いである。


学生時代ジャニーズには興味がなかったにもかかわらず、私は社会人になって突如キスマイBUSAIKU!?にハマった。
当時私は教育業界で働いており夜の仕事だった上に、休日が日曜&月曜だったため、日曜深夜にやっていたキスブサはまさに「テレビ付けてたらやってる」番組だったのだ。

かなり個人的な話だが、今となって考えれば、当時の私は「新しい趣味」に飢えていたのかもしれない。
大好きだった宝塚の贔屓の方が退団し、付き合っていた人と別れ、家を引っ越し、大学を卒業し…色んなものを捨ててまっさらな状況にあったのだ。

そのタイミングで気になり始めたキスマイ。
いつしか歌番組に出ればそれとなくチェックし、ぴんとこなも一応録画し、少クラに出れば見てみる…という風に、だんだんと“ファンらしい”行いをするようになった。

そうなるとミーハー気質が開花し、ジャニーズ事務所所属の若い層がどんどん気になるようになっていった。
少クラを見ていれば、若い層の子達はだいたい分かるようになる。
ジャニーズを好きになって気付いたが、おそらく私は年下好きだったのだ。
Sexy Zoneを筆頭に、Jr.の子に至るまで幅広く着目するようになった。

セクゾンに関しては、はじめは健人くんかわいいし面白い!というところから始まり、こちらもテレビに出ていればチェックするようになっていた。
この頃にはもはや「事務所の若手は気にかける」ぐらいの範囲に及んでいた。

ちなみに当時の少クラには、「気になるKJ」というコーナーがあった。
関西Jr.たちを紹介するコーナーで、今でいうジャニーズWESTや、当時のなにきんたちがよく登場していた。
2013年の暮れには西畑くんが出演した「ごちそうさん」を見ていたこともあり、また関西Jr.の6人が日曜朝にBSで番組を持っているということも知り、関ジュは“まだよく分かってないけど気になるぞ”というレベルに差し掛かったところであった。

そんな中、私がジャニーズを好きになって初めてのカウコン中継をテレビで見ることになる。

「重大発表があります!僕たちはCDデビューすることになりました!グループ名は、ジャニーズWEST4!メンバーは、桐山、中間、重岡、小瀧で〜す!」
ええじゃないかええじゃないか〜〜♪
見学席で模造紙を持つ大きい男子に駆け寄る桐山くんたち。

え???よく分からんけどこれ何かの選抜??
SNS等で後々調べると、「7人でデビューじゃないの!?」との声を多数見かけた。

たしかに7WESTという名前なら聞いたことがある。
しかし7WESTは4人のようだ。だが4人というのはこの4人のことではないらしい。
そういえば桐山中間はB.A.D.とかいうグループだ。
じゃあ桐山中間と7WESTの4人と…あと一人は誰??ん?濱ちゃんって人?
濱ちゃんってあの、濱田なんちゃらwithベテランとかいう人??

…当時の私は大混乱であった。

しかし、記念すべき瞬間には立ち会えたことには間違いない。
結局彼らは7人でデビューすることになり、また一人応援していきたいグループができた。



そんな茶の間オタを楽しんでいたある日、風磨くんが入所6周年の折に書いたジャニーズwebの日記が、私の心を掴んだ。

内容は彼が入所した当時から今までを振り返ったもので、風磨くんの言葉選びのセンスや賢さ、ひたむきさがよく表れた素晴らしい日記だった。
当時の私のツイートがこちら。


『一晩経ってみても風磨くんの日記がかなり胸にくる…!私がJKだったら担降り宣言してたレベルである。笑 』


…当時私は、一応ニカ担を自称していた。
ジャニーズを好きになるきっかけとなったのはキスマイ、その中で好きな人はニカちゃんだったので、誰担かと言われればニカ担だったのだ。
とはいえそもそも担当制に抵抗を捨てきれていない頃だったので、このツイートは「担降り」と言ってみたかっただけなのだと思われる。笑
とにかくかなり心を奪われてるということが伝えたかったのだ。
その時はまだセクゾンは箱推しのつもりでおり、風磨担を自称するほどの勇気はなかった。



その後時は流れ、ずっと少クラを見ているうちに心はセクゾン側に引っ張られてゆき、いつの間にか「次にセクゾンが福岡に来る時があればファンクラブに入ろう」と決心することになる。
しかしそのとき「好きなメンバー」に誰を選んだらいいのかを悩んでいた。やっぱり私、風磨くんが好きなんだろうか?
Sexy Zoneが3人で活動していた最中であったため、「松島聡」と書きたい気持ちもあった。

そして2015年1月、その時はきた。
福岡公演を初日とするツアーが発表され、仕事の昼休みに郵便局へ駆け込んだ。その時も改めて悩んだが、やっぱり私は風磨くんだ!と腹をくくり、振込用紙に「菊池風磨」と書き込んだのだ。

さあ、私は今日から風磨担だ。自分の字でボールペンで書き、お金を払ってファンクラブに入ったのだから、紛れもなく風磨くんのファンなのだ。
決めてしまえば案外気が楽になった。踏み込む勇気がなかっただけだった。
そして、初めてのうちわ作りは風磨くんの名に捧げることとなる。

それからも主な供給源は少クラで、「ジャニーズの若い子たちが好きだが、誰が好きかと聞かれたらSexyZoneの風磨くんです」ぐらいの心持ちで過ごすようになった。




そして夏前のことである。
ジャニーズWESTが福岡にやってくることになり、参戦が決まるか決まらないかぐらいの頃、私の心は再びジャニーズwebの日記で揺さぶられることになる。


「ねえ、ペアルックしない?」



中間淳太(27)、まさかの、ファンとのペアルックを自ら提案したのである。
神戸公演の日はこういう格好するから、みんなもしてきてというもの。

ジャニーズWESTの「な・に・わ・ぶ・誌!」が始まった頃から、中間淳太くんの文章のことは気になっていた。

巧みな言葉遣いでスマホの使いにくさを訴えるかと思うと、フリック入力のことはシュシュシュ入力と呼び、しまいには写真を添付し忘れる。
賢いのかおばかさんなのか、そしてどこまでが本気でどこからがキャラ設定なのか、実に興味深い彼であったが、ペアルックは最高に振り切れている。

確実にこの人は変な人だ。謎が多すぎる。
文章の端々にツンデレを盛り込むし、やたらモテないアピールをするし、頭が切れるわりに天然なところもある。
少クラでもやたら布の多い服を着ているわりに足首はいつも出ていて謎だ。
見ていて飽きない。むしろ正直引き込まれる。

一緒にコンサートに入る予定だった友達は、当初から淳太くんの顔が好きだが最近神ちゃんが気になると言っていた。

私「私さあ、最近淳太くんが気になるんよね」
友「あら、じゃあふたりで淳太くん団扇作ってく?」

…かくして2人で「淳」「太」の団扇を作ることとなった。二連デビューである。

初めて生で見たジャニーズWESTはとてもよいグループだった。重岡くんの挨拶がすごく心に残ったし、福岡のことも褒めてくれた。
(華丸大吉が前にテレビで「福岡県民は歌手がMCで福岡を褒めると本気にする」と言っていたが、まさにそれである。)

特に淳太くんはダンスに一生懸命さがあってとてもよかった。淳太くんファンという心持ちで参戦したことでより楽しめたように思う。


その後は、若手DDをベースとした風磨担と淳太担の二足の草鞋スタイルで過ごすことになる。
しかしアンケート等で誰か一人を書かねばならないときは、風磨くんを選んでいた。
セクゾンは地上波にもそこそこ出ているが、WESTは供給が少ないため、「まだ淳太くんのことを詳しく知らない」という思いがあったのだ。


時は流れて秋になり、ジャニーズWEST 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!のDVDが発売されるとともに、次のツアーが発表された。
WESTの現場に入りたい!という気持ちが見事に高まるそんな頃、Twitter上で、めぇDVD鑑賞会が行われることとなった。同じ時間に各自で再生を始めて、ハッシュタグ「#めぇじゃないか」でTLを共有するというイベントである。

(ちなみに私は田舎者でAmazonでは木曜にしか届かないため週末開催で本当に良かった)

連休前の金曜日21:10から再生が始まり、全て再生が終わったのは日付を超えた1時前であった。
また、1時より間髪入れずに第二回戦も行われ、結局私は6時間ほど画面の前で過ごしていた。

DVDの内容の素晴らしさはさることながら、この鑑賞会が地方の茶の間オタの私には非常に新鮮でとても楽しかった。余韻が抜けず、そこからの3連休は暇さえあればDVDを見ていた。

WESTに、淳太くんに、ずぶずぶとハマっていくのがよく分かった。
紹介ラップは何度見ても飽きない。みんなキャラが詰まっていて最高だ。ワイングラスがチャチくてかわいい。
オカンのコーナーの写真に出てきたベビ淳太くんは、パパ(らしき人)の指をぎゅっと握ってめちゃくちゃかわいい。口の開け方もかわいい。
こうやって愛されて生まれてきて、“ドラ息子にだってなろうと思えばなれた”のに、わざわざこんな難しい世界に飛び込んで、頑張っている。かわいい。
チャリ乗るの下手い。かわいい。
淳太くんってかわいい。

おそらく担降りってこういう気持ちなんだろうなと思った。
二足の草鞋スタイルはやめないけど、片足がずぼっと沼にハマってしまったのだ。


あまり自分の生活とアイドルの存在を結び付けるようなことはなかったが、最近は「淳太くんも頑張ってるし私も頑張ろう」と真顔で思うレベルには仕上がってしまった。
ディズニーシーに行く機会があるならバターカップのストラップだって欲しいと思うようになった。
こんなにアイドルオタクっぽくなってしまったのは初めてのことだ。



淳太くんの言葉で言えば、私は浮気者に分類されるのかもしれない。
なんなら不倫相手サイドに淳太くんがいることになる。
だがこんなにもフラフラした心を掴んで離さなくする力が彼にはあったのだ。

素焼きにするならしてくれ。
焼いてくれるなんてかわいいじゃないか。



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長々と書いているうちに、10月21日を迎えてしまいました。

改めて、中間淳太くん、お誕生日おめでとうございます。

紆余曲折(?)あったけれど、ここまで心をかっさらわれたのは初めてのことです。
これからも巧みな言葉遣いで、私たちの心を翻弄してください。

マラソンの応援に駆けつけることは物理的に厳しいけど、遠くから応援しています。

どんなことにも果敢に取り組む貴族界イチの働き者、とてもかっこいいです。

ホテルの乾燥にも負けず、どうか健康に、どうかご無事に。
28歳を幸せに駆け抜けられますように。


そして福岡でまた会えますように!






それじゃあ今日も読んでくれてありがとう!
またね!

おやすみんなだいすきじゅんたくん。(б∀б)